
妻のトリセツ (講談社+α新書)
黒川伊保子
講談社 / 2018-10-20
この本について
夫婦の会話って、気づかないうちにすれ違っていて、「なんでそこ突っ込まれるんだろう…?」みたいな場面、けっこうありますよね。家事を手伝ったのにダメ出しされたり、よかれと思って解決策を言ったら険悪になったり。「結局どう動けばいいのか分からない」が続くと、だんだん自信まで削れていきます。 この本は、そんなモヤモヤを”夫婦の脳の使い方の違い”として説明してくれるところが、個人的には救いになりました。たとえば「事実の前に心を肯定する」という話は、実際の日常会話のほうにそのまま落とし込めますし、家事のダメ出し問題も“努力を認めてほしい夫”と“安全を確保したい妻”の視点の違いで見れば、冷静に扱えるようになります。さらに、テリトリーを決めるとか、小さなタスクを一つ引き受けるとか、行動レベルの工夫が具体的で、試すハードルがとても低いんですよね。 読んでみて思ったのは、妻を攻略する本ではなく、「どう関わればお互いちょっと楽になるか」を考えるための道具に近いということ。相手を変えるというより、自分の立ち回りを少し直すと、余計な衝突が減る。その“ちょっとした調整”を丁寧に言語化してくれている一冊です。 パートナーとの会話に疲れやすい人、努力が空回りしている感覚がある人には、とくに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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