
夫のトリセツ (講談社+α新書)
黒川伊保子
扶桑社 / 2019-10
この本について
夫婦の会話って、ちょっとしたことで噛み合わなくなりますよね。話したいだけなのに全然聞いてなかったり、「言ってくれればやったのに」と言われて余計にイラッとしたり。私も似たような場面でよく疲れてしまって、なんでこんなにズレるんだろう…とずっと思っていました。 『夫のトリセツ』は、そのズレを「性格」ではなく「脳の仕組み」として説明してくれる本です。例えば、男性脳は少し緊張しているだけで音声認識が落ちるとか、ネガティブな出来事を話しているときは「愚痴」ではなく「危機回避のための情報整理」だとか。こういう背景を知るだけで、相手の態度を個人攻撃として受け取らずにすむ場面が増えました。特に効果があったのは、話しかけるときに「視界に入って名前を呼んで、2〜3秒待つ」という小さな工夫で、会話の入り口がやわらかくなること。あと、共感してほしいときは最初にそうお願いする、というのも想像よりずっと効きました。 この本は、夫を変えるための魔法ではなく、自分のストレスを減らすための現実的な知識がほしい人向けだと思います。相手を責めるのに疲れた人、または「なんでこの人はこうなるんだろう」と長年の謎を抱えている人には特に刺さるかもしれません。同じように悩んでいる身として、知っておくと呼吸がしやすくなる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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