
ウォーキングの科学 10歳若返る、本当に効果的な歩き方 (ブルーバックス)
能勢博
この本について
「毎日それなりに歩いているはずなのに、疲れやすさは変わらないし体力が落ちていく気がする。」自分でもよくあります。歩けば健康にいいと言われてきたけれど、その“歩き方”が本当に合っているのか、ずっとモヤモヤしていました。 この本が面白いのは、「1日1万歩でも強度が足りないことが多い」という、心当たりしかない指摘から入ってくるところです。歩数より“体がきついと感じる時間”のほうが大事で、そのために3分速歩・3分ゆっくりを交互に行うインターバル速歩が効くという話が、とても具体的に書かれています。息が弾むくらいの速歩を週合計60分やるだけで、体力が10歳分戻るデータはシンプルに刺さりますし、生活習慣病や関節痛、気分の落ち込みまで改善したという研究は、運動の効き方を現実的にイメージしやすいです。 個人的には、「普通のスピードで長く歩いても体力はほとんど上がらない」という部分が一番の発見でした。だからこそ、少しきつい3分をどう確保するか、通勤や買い物のついででもいい、という柔らかい提案がありがたい。やろうと思えば今日からできるし、無理のない範囲で積み上げられる現実味があります。 運動が苦手だけど、そろそろ本気で体力を取り戻したい人に静かに効く本です。
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