
壇蜜日記2 (文春文庫)
壇蜜
文藝春秋 / 2015-09-10
この本について
なんとなく自分の感情の落としどころが見つからない日ってありますよね。人間関係で妙に傷ついたり、気にしてないふりをしたくなったり、どうでもいいことで急にモヤついたり。そんな時に、人に相談するほどでもないけど、ひとりで抱えておくにはちょっと重い…みたいな感情の逃し方がわからなくなることがあります。 壇蜜さんの『壇蜜日記2』は、そういう「言葉にならない感情」を代わりに引き受けてくれるような本でした。かっこつけないし、強がりもしないし、むしろちょっと意地悪だったり弱かったりする。その正直さに、なぜかこちらの肩の力が抜けていきます。たとえば、傷ついた鏡越しにふてぶてしい顔が映る瞬間とか、どうでもいい悪口への返し方に妙にリアルさがあるところとか、人生の選択を「削る作業」とさらっと言い切るところとか。誰もが抱えているけど普段は隠している感情を、ひねりを効かせながら平然と置いていくんですよね。 読むと、きちんと立ち直らなくてもいいかもしれないとか、普通に生きられなくても生きていていいか、みたいな気持ちになるのが不思議です。余計な強さを要求されない安心感があるので、「自分の弱さに少しだけユーモアがほしい人」には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの41%が集中しています。
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