『臨済録』を読む (講談社現代新書)

『臨済録』を読む (講談社現代新書)

有馬頼底

累計読者数2
平均ハイライト数 10.5件/人
推定読了時間 約5時間7分
star総合評価 40/100
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この本について

仕事でも人間関係でも、つい周りの意見に引っぱられて「自分の軸って何だっけ」と迷うことがありますよね。僕も何か判断するとき、まず誰かの言葉を探しにいってしまうタイプで、そのたびに余計ややこしくなっていました。 この本が面白いのは、「外に答えを探しに行く癖そのもの」をそっと外してくれるところです。たとえば、人に惑わされる前に自分で考えろという姿勢や、「知る」で終わらず「得る」ところまで行け、と背中を軽く押してくれる感覚。あるいは、迷いが増えたらまず部屋を掃除しろ、という一見素朴な教えが、実際には思考のクセをリセットする具体的な行動として効いてきます。さらに、死すら日常の延長だと語られる部分は、日々の不安や焦りをいったん俯瞰させてくれる、不思議な静けさがあります。 結局のところ「特別な自分にならなくてもいい、ふつうに生活していればいい」という落ち着いた視点が、この本の芯にあるように感じました。誰かの評価に揺れやすい人、自分の意思で前に進む感覚を取り戻したい人には、とても相性がいいと思います。 大げさな変身ではなく、日常の中で「あ、ここは自分で決めていいんだ」と思える瞬間を増やしたいときに、そっと置いておきたくなる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

禅とは自由になること。臨済宗の高僧が、禅の基本書『臨済録』を初めて語る。初学者にもわかりやすい恰好の入門書
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