
不自由に服従せよ 〜超一流の二流をめざせ!THE MOVIE BOOK〜
長倉顕太
この本について
人と関わる場面で、自分でもよく分からないまま心がざわつくことってありませんか。相手の反応ばかり気にして動けなくなったり、逆に損だと分かっていても意地を張ってしまったり。僕自身、なんでこんな行動を取ってしまうんだろうと後から落ち込むことがよくあります。 この本を読んで刺さったのは、「ギブかテイクか」みたいな綺麗な話ではなく、結局は“誰を主語に生きているか”というごくシンプルな視点でした。ギブのつもりで動いている時でさえ、相手ではなく自分の感情が主語になっていることがあるし、逆にテイクに見える行動でも、実は相手に振り回されているだけの時もあります。あのモヤモヤの正体が、自分と相手のどちらを中心に置いているのかのブレなんだと気づけるだけで、行動が落ち着いていきます。 もうひとつ印象に残ったのは、情報発信を「存在感を取り戻す手段」として描いていたところです。発信するとか表現するとか、そういう言葉に抵抗がある人ほど、自分の領域を持つことの効果を実感しづらい。でも、誰かに刺さる必要はなくて、自分というフィルターを通したものを外に置くだけで、少しずつ生きる位置が定まってくる感じがありました。 自分の行動が感情に引きずられがちな人、自分の居場所をうまく作れない人には特にしっくりくると思います。予定調和の励ましとは違って、現実の泥くささを抱えたまま読める本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの43%が集中しています。
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