坂の上の雲(五) (文春文庫)

坂の上の雲(五) (文春文庫)

司馬遼太郎

ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2009-11-01

累計読者数9
平均ハイライト数 11.8件/人
推定読了時間 約5時間14分
star総合評価 49/100
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この本について

仕事で判断を迫られるとき、「机上の計画が正しいのか」「現場の肌感をどう扱えばいいのか」で迷うことが多いと思います。しかも、うまくいかないときほど、どこから手をつければいいのか見えづらくなる。そのあたりのもやもやに、この巻はじわっと効いてきました。 特に響くのは、優秀な艦を古い艦に合わせざるをえない話や、参謀が現地を知らずに計画を立てて連戦連敗していく描写で、組織にいると誰もが一度は感じる「理屈は正しいのに現場が動かない」あの感覚がそのまま描かれています。同時に、敵の欠陥と味方の欠陥の組み合わせで状況が決まる、という視点は、完璧な準備にこだわりすぎて動けなくなる自分をほどいてくれるところがありました。現場を知り、自分の頭で原理をつくるしかないという姿勢も、決められた正解に寄りかかれない今の働き方に近いです。 結局のところ、この巻が教えてくれるのは「状況は常に動くし、そこで判断するのは自分しかいない」という当たり前だけど逃げたくなる事実です。だからこそ、逃げずに考え続ける人にはよく刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

原作のストーリーを追いながら、厖大な資料を駆使して、その背後にある数多くの新事実を発掘!司馬遼太郎の名作『坂の上の雲』をさらに面白くする著者渾身の作! (※本書は2009/11/1に発売し、2022/2/10に電子化をいたしました)
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