
論点思考 内田和成の思考
内田 和成
PHP研究所 / 202307
この本について
仕事で与えられた課題にそのまま飛びついて、「なんかズレてる気がするけど、とりあえず分析だけが進んでいく……」みたいな経験、けっこうあると思います。自分もよくあります。頑張って動いているはずなのに、後から振り返ると「そもそも違う問いに答えてたな」と気づいて落ち込むあの感じです。 『論点思考』が助けてくれるのは、この“ズレたまま走り続ける”状態から抜け出すところです。抜粋にもあるように、与えられた問題をそのまま信じないこと、そして「これって誰の問題なんだっけ」と立ち止まる癖を持つこと。その視点を持てるだけで、仕事の手応えがまったく変わってきます。過去の経験や似た事例を探しながら相手の話を聞く “頭を二つに分ける” 感覚も、この本ではすごく具体的に語られていて、実際の会議やヒアリングでそのまま役立ちます。 さらにありがたいのは、解くべき論点を選ぶときに「解けるか」「実行できるか」「効果はあるか」という三つの基準が提示されていること。勢いだけで無理な課題に突っ込んで疲弊する…という流れをやっと止められます。やらないことを決める重要さにも触れていて、忙しさで視野が狭くなりがちなときほど効く考え方だなと感じました。 こんな人に刺さると思います。与えられたタスクをこなしているはずなのに、「本当にこれでいいのか」という違和感が消えない人。自分もそうでしたが、この本はその違和感の正体を言葉にしてくれる一冊です。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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