
BCGの特訓――成長し続ける人材を生む徒弟制 (日本経済新聞出版)
木村亮示 and 木山聡
日本経済新聞出版社 / 2018-02
この本について
仕事をしていると、「任されているのに成長している実感が薄い」「結局、作業をこなすだけになってしまう」といったモヤモヤにぶつかることがあります。自分なりに頑張っているのに、成果につながる気づきが拾えていない感じというか…。僕自身、このあたりで何度も止まりました。 『BCGの特訓』は、その停滞感に対して「視点の置き方」をそっとずらしてくれる本でした。たとえば、単純作業に見える仕事ほど成長の種が潜んでいるという話。資料コピーの並び順ひとつでも、議論の流れや示唆をつかむ訓練になるという具体例には、背筋が伸びました。また、スキルを増やすだけでは変わらないという指摘も痛いところを突いてきます。球種を増やすより「アウトを取りに行く投球術」を磨く、という比喩がまさに仕事にそのまま重なるんですよね。さらに、自分の行動をさかのぼって分析し、必要なら“壊す”ところまで踏み込む姿勢は、僕も日々忘れがちな部分です。 青い鳥を追うより、いま目の前の仕事の中にヒントを見つけたい人には特に刺さると思います。大きなスローガンではなく、明日からの行動を少しずつ変えるための現実的な視点が欲しいときに、優しく効いてくる本です。
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