
仕事も人間関係もうまくいく ANAの気づかい
ANAビジネスソリューション
KADOKAWA / 2015-12-10
この本について
仕事をしていると、「相手の意図が読めない」「自分では普通だと思っていたやり方が全然伝わらない」みたいなズレに何度もぶつかります。こちらは丁寧にやっているつもりでも、相手にはそう見えていなかったり、逆に気づいてほしいと思っていることが伝わっていなかったり。その積み重ねで、妙な疲れが出てくるんですよね。 この本が面白いのは、気づかいを“気持ちの問題”としてではなく、仕事の段取りやコミュニケーションの「仕組み」として扱っているところです。例えば、あいさつのあとにもうひと言添える準備をしておくとか、初対面の相手と仕事をするときは「自分の常識は相手の常識ではない」と前提から疑うとか、理由を添えて依頼することで相手の判断材料をつくるとか。どれも精神論ではなく、実生活の場面でそのまま使える話ばかりです。また、社内での気づかいが外のお客様への質をつくる、という視点も強く刺さりました。外向きだけ整えても、本番で綻ぶんですよね。 特に、「気づいたことを言ってもらえる関係を自分からつくる」という部分は、正直ぐさっときました。信頼って、立場の強さではなく、相手が口を開きやすい空気づくりの積み重ねなんだと納得させられます。 仕事の場面で、人との距離感や伝え方にいつも悩んでしまう人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
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