
「勝てる子ども」が育つ究極の教え方 育てる技術
古賀稔彦
ゴマブックス株式会社 / 2016-01-20
この本について
子どものために何かしてあげたいのに、結局ガミガミ言ってしまったり、結果ばかり気にしてしまったり…。親としては普通のことなんですけど、ふと「これって逆効果なんじゃないか」と不安になる瞬間、ありますよね。僕も同じで、うまく関われない日のほうが多いくらいです。 この本が刺さるのは、親に“もっと頑張れ”とプレッシャーをかけるタイプではなく、まず親自身の余裕を取り戻させてくれるところ。たとえば、いきなり結果を求めるんじゃなく、まずは一緒に遊んで興味の芽を探すという姿勢は、子ども以上に親の気持ちを軽くしてくれます。トラブルや失敗が起きたときの“親の発想”に触れる話も、現場で使いやすいし、家を癒しの場所にするという考えは、できる・できないの話ではなく、帰ってきた子どもがほっとするかどうかという手触りのあるラインで語られているのが救いでした。 そして印象的なのは、子どもに努力だけを求めないという視点。指導者自身が学び続けるように、親も完璧じゃなくていいけど、できる範囲で一緒に育っていこうという温度感がある。褒めるポイントは無限にあるという話も、実際に子どもを見る目が変わる実感があります。 子どもの伸び悩みより、自分の関わり方に悩む時間のほうが長い人に向く一冊です。
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