
本当に頭がいい子の育て方
高濱 正伸
ダイヤモンド社 / 2014-08-28
この本について
子育てって、正解が見えないまま手探りでやっている感じがしますよね。つい「もっと勉強してほしい」「ちゃんとできる子になってほしい」と思う一方で、プレッシャーをかけている気もしてしまう。子どもの機嫌や成果に、自分の気持ちまで揺さぶられてしまうこともあると思います。 この本が効くのは、そんな「親として何を大事にすればいいのか」がぼやけているときです。たとえば、子どもは成績よりも「お母さんが喜んでくれること」を求めているという指摘は、行動そのものだけ見ていると気づきにくい視点でした。国語力が家庭文化で育つという話も、難しいテクニックではなく、日々の会話や聞く姿勢が土台になるんだと腹落ちします。また、試行錯誤力を育てるにはまず「失敗を責めない」ことが前提だというのも、わかっていてもつい口を出してしまう場面を思い出させられました。 全体を通して感じたのは、子どもに“すごい能力”を身につけさせる話ではなく、親の関わり方を少しずつ整えることで、子どもが自分で育っていく余白をつくる本だということです。「親の本音トークが子どもの世界観の足場になる」という一節は、こちら側が完璧じゃなくてもいい理由をくれました。 自分の関わり方を見直したいけれど、理想論だけ語られるとしんどい…という人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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