
いばる上司はいずれ終わる
鳥居 正男
President Inc / 2016-04-27
この本について
上司との距離感とか、異なる文化の人と働くときの温度差って、どうしてこんなに正解が見えないんだろう…とよく思います。こちらは丁寧にやっているつもりでも「報告が遅い」と言われたり、逆に踏み込みすぎて空回りしたり。自分のどこを直せばいいのか、そもそも何を求められているのかが分からなくなる瞬間があるはずです。 この本は「強いリーダーシップとは何か」を語るというより、働く側の迷いに地に足のついたヒントをくれる一冊でした。たとえば、信頼は気持ちや期待ではなく、正確でスピーディーな仕事の積み重ねで生まれるという指摘は、派手さはないけれど行動レベルで効いてきます。また、海外の上司との関係づくりに出てくる「ヘッズアップ」の考え方は、結局は“早めに言うだけ”なのに、実際の現場で抜けやすい部分だなと感じました。さらに、日本人が評価される理由として語られる謙虚さや実直さは、美談ではなく「武器としてきちんと使える」という位置づけで書かれていて、読んでいて肩の力が抜けます。 今の職場で「なんとなく噛み合わない」「頑張っているつもりなのに伝わらない」と感じている人に特に刺さると思います。派手な成功論ではなく、毎日の仕事の“やり方”を少しずつ整えるための現実的な示唆がほしいときに、手元に置いておきたい本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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