
書籍編集者を目指すあなたが読むべき本 (イケハヤ書房)
箕輪 厚介
この本について
編集の仕事に限らず、「相手の気持ちをつかめていない気がする」「頑張って説明してるのに、どうも響かない」。そんなモヤモヤってありませんか。相手に届く言葉を探して空回りしたり、熱量をぶつけても温度差だけが残ったり。僕もよくやらかしていて、そのたびに立ち止まってしまいます。 この本が面白いのは、「言葉を磨け」ではなく、「そもそも相手は何を欲しているのか」という視点を徹底して突きつけてくるところです。読者が抜き出していたのもまさにそこでした。相手の性格や本性まで想像しながら言語化する“ブンセキ”の重要さ。熱い言葉を投げる前に、「その熱さ自体を求めているのか?」と一歩引いて考える姿勢。そして、著者の魅力を最大化するために、編集者が誰よりも長い時間その人を考え抜く覚悟。このあたりが刺さった人は多いはずです。 僕自身、この考え方に触れてから、原稿を読むとき「誰に憑依して読むか」を意識するようになりました。同じ文章でも、読む相手を具体的に決めるだけで見えるものが全然違うんですよね。相手が気づいていない欲望まで言語化しようとすると、自然と問いの質も変わってくるし、仕事の進め方も丁寧になります。 編集を志す人向けの本ではあるけれど、「相手を深く理解し、適切な言葉を届ける」というテーマは、どんな仕事にも通じます。とくに、相手の本質をつかむのが苦手だと感じている人にはしっくり来ると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
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