
会社の中はジレンマだらけ~現場マネジャー「決断」のトレーニング~ (光文社新書)
本間 浩輔 and 中原 淳
この本について
マネジメントって、正解があるようで全然つかめなくて、気づけば「右往左往してるだけだな…」と落ち込むことがあります。任せると言いながら放置になったり、逆に口を出しすぎて嫌がられたり。部下のキャリアも、自分のキャリアも、どこまで考えればいいのか分からなくなるんですよね。僕もよくそこで迷います。 この本が面白いのは、そうした混乱を「ジレンマ」として丁寧にほどきながら、現場で実際に使える視点をくれるところです。たとえば、まず観察することの重要性。フィードバックも育成も、結局は“見ているかどうか”で質が変わるという話は、自分の働き方を振り返るきっかけになりました。また、任せることを「任せてみる」ではなく「任せて+見る」と捉え直す考え方は、日々のマネジメントの手触りを変えてくれます。背伸びの仕事を渡して、振り返りを一緒にやるという地道な積み重ねも、言われてみれば確かにしかありません。 さらに、登るだけでなく「下山」まで考える視点も新鮮でした。四十代以降の働き方をどう描くかは、多くの人が言語化しきれずに抱えている不安だと思います。そこを静かに扱ってくれるのがありがたいです。 日々のマネジメントに行き詰まりを感じている人、特に「任せる」と「介入」の加減で悩みがちな人には、じんわり効く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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