
任せきりでも10億円! 週休5日社長の 任せる力
真藤 昌瑳熙
すばる舎 / 201408
この本について
部下に任せたつもりなのに、自分の想定と違うものが上がってきて結局やり直しになる。放っておくのも不安だけど、口を出しすぎると相手のやる気を削いでしまう。この「どこまで任せればいいのか問題」、管理職になった瞬間からずっとつきまといますよね。僕自身、任せると決めたのに気づけば細かいチェックに戻ってしまうことが多くて、いつもモヤモヤしていました。 この本が面白いのは、「任せる力=伝え方」とかなり現実的に切り込んでくるところです。そもそも違うものが上がってくるのは、指示の精度の問題。伝え方を調整するだけで、部下の動き方はかなり変わるという指摘には、耳が痛いけれど納得しかありません。さらに、任せるときに前提としておくべきなのは「部下は必ず小さく失敗する」ことで、その責任は上司が引き受けるものだと書かれていて、任せる側の腹づもりを整える本でもあります。 また、上司が細かく管理しないほうが、部下はむしろ生き生き動くという視点も印象的でした。とはいえ放置ではなく、行き詰まったときに「どうしたらいいかなあ?」と糸口を示す。その距離感が実務レベルで語られているので、自分の職場に置き換えやすいんですよね。 部下の「やり方の違い」にイライラしてしまう人や、任せるのが苦手だと感じている人にはかなり刺さると思います。自分の余計な力が抜けていく感覚を得たいときに、そっと開きたくなる一冊でした。
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