
部下を持ったら必ず読む 「任せ方」の教科書 「プレーイング・マネージャー」になってはいけない (角川書店単行本)
出口 治明
KADOKAWA / 2013-11-22
この本について
マネージャーになってしばらく経つと、「結局、自分がやったほうが早いんだよな…」みたいな気持ちがじわじわ積もってきませんか。部下に任せるべきとわかっていても、60点のアウトプットを受け止める心の余裕が持てなかったり、そもそも自分と考え方の違う世代にどう向き合えばいいのか迷ったり。僕自身もそこをぐるぐるし続けてきました。 この本が面白いのは、「任せる」を精神論で語らないところです。誰に何を任せるかは適性で判断すること、得意なことを任せるほうが実利があること、そして任せた以上は権限を本当に渡して口を出さないこと。わかっているようで、いざ日常のマネジメントに落とし込むとどれも難しい。でも、著者の具体例に沿って読むと、自分がどの場面でつまずいていたのかが少しずつ輪郭を持ち始めます。また、上司が「全部わかる」前提でいないところも救いで、世代の違いは本当に理解しきれないと割り切る姿勢が、かえってチームを動かしやすくするんだなと感じました。 任せるのが苦手というより、「どう任せれば責任がぶれないのか」がいつも曖昧なまま進んでしまう人には特にしっくりくると思います。プレーイング・マネージャーとして限界を感じている人や、部下の成長に実感が持てない人にも、日々の仕事を少しだけ楽にする視点が見つかるはずです。
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