
めんどくさがる自分を動かす技術
冨山真由 and 石田淳
永岡書店 / 2015-12-10
この本について
やる気がないわけじゃないのに、気づいたら余計なことばかりして肝心な作業が進んでいない。僕もよくあります。しかも、そういう日に限って「今日は動けなかったな」と自己嫌悪だけが残るんですよね。でもこの本を読んで、そもそも“動けない”のではなく、“別の行動に流れてしまっている”だけかもしれない、という視点はかなり腑に落ちました。 特に効いたのは、足りていない行動を増やし、邪魔してくる行動を減らすという、極端にシンプルな考え方です。たとえば、必要な作業を始めやすい机の配置にするとか、スマホを別室に置くとか、環境の方を先に整えるだけで動きやすさが全然変わる。努力とか気合いより、仕組みの方がよっぽど実用的だと実感させられました。加えて、1日の終わりに「今日うまくいった行動はどこだったんだろう」と振り返るだけで、次の日の動きが驚くほど明確になる感覚があります。なにを真似すれば再現できるのかが見えてくるからです。 ごほうびや小さな目標をどう使うかといった話も出てきますが、ここも精神論ではなく、ちゃんと“行動が続く仕掛け”として説明されているので、現実的に取り入れやすいと思います。やる気が安定しない自分とどう付き合えばいいか、僕と同じように悩んでいる人には静かに刺さるはずです。 「やらなきゃいけないのに、毎日どこかで脱線してしまう」というタイプの人に特に向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
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