
魂の読書 (扶桑社BOOKS)
清水 克衛
扶桑社 / 2016-04-05
この本について
仕事でも日常でも、知識だけ増えて腹落ちしないまま時間だけ過ぎていくことってありますよね。頭では分かっているのに行動が変わらない感じや、判断の軸がぶれてしまうあのモヤモヤ。僕もずっと同じところを回っている気がして、読書しても現実に活かしきれない時期が長くありました。 『魂の読書』が刺さったのは、「頭に入れる読書」と「腹に落とす読書」をはっきり分けて語ってくれたからです。知識を集めるだけでは人格や決断力にはつながらない、という当たり前のことを、禅や陽明学、さらには弓の思想まで引きながら具体的に示してくれます。抽象論ではなく、了見の持ち方や、価値観に囚われすぎないための姿勢など、日々の判断に直接引っ掛かる話が多いのがありがたいところです。 そして何より、「問いを持てないと人は流される」という指摘が痛かった。確かに、目の前の選択を他人任せにしてしまう時って、問いが曖昧なんですよね。この本はそこを無理に鼓舞するのではなく、静かに深く揺らしてくる感じがあって、読んだあと、自分の行動基準を一段かたちづけ直す感覚がありました。 表面的なノウハウではなく、思考の芯をつく本を探している人に合うと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
読書の順序
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