
見下すことからはじめよう ~「中2」でなければ生き残れない~ (ワニの本)
山田玲司
ベストセラーズ / 2016-04-25
この本について
最近、自分の感覚が世の中とズレてる気がすることってありませんか。昔のほうがまだわかりやすかった気がするのに、今はカルチャーも価値観も細かく分岐していて、「なぜ今こうなってるのか」が見えにくいまま疲れてしまう。僕も同じように迷うタイプで、この本に出会ったときは、点が少し線になった感じがありました。 山田玲司さんの『見下すことからはじめよう』は、世代とカルチャーの流れを追いながら、僕らがどんな空気の中で育てられ、どんな前提を刷り込まれてきたのかを丁寧に説明してくれます。マッドマックスの「希望なんかないから戻って戦う」姿勢や、初音ミク誕生と同時に現実の女性への幻想が崩れた0年代の空気など、抜粋からも分かるように、文化の断片がちゃんと社会の変化とつながっている。読んでいると、自分のモヤモヤが「個人の問題」ではなく、「時代の構造の中で自然に生まれた反応なんだ」と思えてくるんです。 僕に刺さったのは、「ここではないどこか」への逃避が流行った背景や、「自分だけの世界」に閉じる若者が責められがちだけど、実は環境がそうさせたという視点でした。自分の行動の理由が分かると、少しだけ身の置き方が楽になる。本書はそういう種類の効き方をします。 カルチャーを通して、自分の立ち位置を整理してみたい人に向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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