
ようこそ実力至上主義の教室へ 4.5 (MF文庫J)
衣笠彰梧 and トモセ シュンサク
台灣角川 / 2017-08-09
この本について
人づき合いで、相手の言動に「いや、そこじゃないんだよな…」とモヤモヤすることってありませんか。正面からぶつかってきたり、逆に空気を読みすぎたり、こちらの意図とズレた反応をされると、処理しきれないまま疲れてしまう。頭では理解できるのに、気持ちがついていかないあの感じです。 『よう実 4.5』の抜粋を見ていると、まさにその“ズレ”に読者が反応しているように思います。勢いだけで突っ走るタイプを前にして、「脳筋ってそういう意味じゃないから」と冷静に突っ込むあの距離感。単なるギャグに見えて、実は人間関係の微妙な立ち位置が透けて見えるんですよね。こういう場面を追いかけることで、誰かと関わる時に必要な温度調整を自然と学べるところがあります。 この巻は大きな事件というより、各キャラがふだんどんな呼吸で動いているのかが丁寧に描かれていて、人との距離の取り方に悩みがちな人ほど小さな発見が多いと思います。勢いの違う他人とどう並走するか。相手の癖を理解したうえで、どこまで突っ込んでいいのか。そのあたりの感覚が物語の掛け合いを通して少しずつ調整されていく感覚があります。 こんな人に刺さると思います。相手に振り回されやすいけれど、関係を切らずにうまく付き合っていく方法を探したい人。私自身もそういうタイプなので、ちょっとした会話の噛み合わなさをどう扱うかのヒントとして読んでいました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの67%が集中しています。
読書の順序
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