
ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編2 (MF文庫J)
衣笠彰梧 and トモセ シュンサク
KADOKAWA / 2020-06-25
この本について
人と関わるとき、「この人って何が魅力なんだろう」とか、「自分はチームの中で役に立てているのか」とか、ふと立ち止まる瞬間があると思います。頑張っているつもりなのに噛み合わないとか、逆に誰かの優しさが強すぎて自分の個性が薄まっていくような感覚を覚えることもありますよね。僕もよくそこでもやもやします。 この巻を読んでいて印象的なのは、可愛いとか魅力って外見だけじゃなくて、声や仕草、背景まで含めた“積み重ね”で決まっていくという視点でした。人づきあいで答えが見えなくなるとき、こういう多面的な見え方に少し救われます。また、クラス内で誰が必要で、誰がどう役割を担うべきかという話が何度も出てきて、自分が前に立つべきなのか、それとも別の誰かが力を発揮できるよう支えるべきなのか、その判断の揺れ方が妙にリアルなんです。 特に、一見頼りなさそうな人物が「今のクラスに必要な人材」と評価される場面は、能力より“配置”や“相性”の大事さを思い出させてくれます。力を出し切れないのは本人の問題じゃなく、置かれた環境とのズレだけなのかもしれません。チームがうまく回らないとき、何をどう微調整すれば全員が生きるのか。その感覚を少しだけ掴ませてくれる作品です。 自分の役割がよく分からなくなる人、チームの空気に飲まれやすい人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの43%が集中しています。
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