
新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス (文春新書)
池上彰 and 佐藤優
文藝春秋 / 2016-10-20
この本について
仕事でもニュースでも、判断の根拠がつかみにくい場面が増えた気がします。国の方針や世界情勢の話になると、何となくモヤっとしたまま議論が流れていくことも多い。でも実は、自分が知らないだけで“背景にあるロジック”がちゃんと存在していたりします。 この本は、その見えづらい背景を淡々と教えてくれる一冊でした。たとえば、沖縄で子どもの貧困が深刻化している理由を「二次産業を育てなかった歴史」と結びつけて説明してくれたり、北朝鮮の核開発が何を狙って動いてきたのかを、ウランとプルトニウムという技術レベルまで落として語ってくれたりします。表面の賛否だけでは読み切れない事実に触れると、自分の中の判断基準が少しだけ強くなる感覚があります。 さらに、キャリアと社会貢献をどう両立するかという、個人の働き方にも通じる話が出てくるのが意外でした。政治や外交の話に見えて、実は自分の仕事観にも跳ね返ってくる内容が多い。リーダー像の話も、遠い世界のことではなく、自分が誰に信頼を寄せるのかを考える材料になります。 表面的なニュースの流れに疲れてきた人や、判断の軸を持ちたい人には、とても刺さると思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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