
裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社+α文庫)
山口絵理子
講談社 / 2015-11-19
この本について
仕事でも人生でも、「何を大事にしたいんだろう」と考える場面ってけっこうありますよね。周りの正しさに合わせるほど、自分の軸がぼやけていく感じもあるし、気づけば“合理的な理由”を盾にして、本当の気持ちを後回しにしてしまうこともあると思います。僕も似たような迷いを抱えていて、この本に出会った時、少しだけ視界が開けました。 山口絵理子さんがバングラデシュやネパールで直面した葛藤は、スケールこそ大きいけれど、根っこはとても日常的です。たとえば「ビジネスとしては正しいけど、自分の哲学とはズレる」という場面で立ち止まる姿勢とか、素材が手に入らないなら手織りや技術からネパールらしさを探そうとする執念とか。ああ、軸を守るってこういう具体的な作業なんだな、と実感させられます。また、お客様の欲しいものに向き合いながら、自分のフィルターを通して新しい価値を作ろうとする姿には、理想と現実を行き来する健全な緊張感があります。 読んでいると、「やりたいことをやらない理由を、自分で作ってただけかもしれない」と静かに揺らされます。大きな勇気を求められるような本ではなくて、自分の中に眠っている小さな意思を確かめ直すための本に近いです。 自分の軸を仕事にどう落とし込みたいか迷っている人に、特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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