
交渉の武器――最強弁護士が教える「交渉の鉄則」
ライアン・ゴールドスティン
ダイヤモンド社 / 2018-11-21
この本について
仕事で誰かと話し合うたびに、「相手のペースに巻き込まれて終わったな…」と感じることがけっこうあります。合意はできたけれど、本当に自分が取りたかった形だったかというと微妙だったりして、あとからモヤモヤが残る。その原因が、自分の「目的」がぶれているせいだと気づくのはだいぶ後なんですよね。 この本は、その原点をかなり丁寧に突いてきます。交渉は“合意の場”じゃなくて“目的を達成するための手段”だと繰り返し書かれていて、読みながら、相手の言い分に振り回されてしまう自分の弱さと向き合う感じがありました。特に、まず「交渉決裂ライン」を決めること、そして「絶対に譲れないもの」と「譲歩してもいいもの」を切り分けるところは、実際の会議を思い浮かべると痛いほどリアルです。質問を軸に相手の狙いを探り、意思決定者に届く形で調整しにいく姿勢も、テクニックより土台の作り方が刺さるタイプの本だと思います。 感情も排除するのではなく、武器として扱う。そのうえで、飲み込まれないために一度自分の感情を客観視する。ここは、相手に言い返したくなる瞬間にどう踏みとどまるかで悩んでいる人には、かなり効くはずです。 「話し合いの場になると、自分の目的を見失いがち」という人に向いている一冊です。
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ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの37%が集中しています。
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