
夫のちんぽが入らない (SPA!BOOKS)
こだま
講談社 / 2018-09-06
この本について
人に言えない悩みを抱えているときほど、「こんなの自分だけじゃないか」と思ってしまいますよね。関係のこと、体のこと、仕事のこと。説明できないし、ときには笑い話にさえできない。抱え込んだまま日常だけが進んで、気づけば自分の居場所がどこにもないような感覚になることがあります。 『夫のちんぽが入らない』は、そんな“言葉にしづらい痛み”を、変に美化せず、そのままの質感で置いてくれる本です。体が思い通りに動かない場面の気まずさや、努力しても結果が変わらない徒労感、そして教師として、妻として、娘として「できなかった自分」を何度も受け入れざるを得なかった主人公の姿が、とにかく正直です。読んでいて胸がチクッとするのは、相手に言えなかった気持ちや、自分でも認めたくなかった弱さが、そのままページの中に置かれているからだと思います。 とくに、誰かを支えたいのに自分がいっぱいいっぱいになってしまう瞬間や、家庭や職場で“いい顔”をし続けた結果、心がぷつんと切れてしまう感覚に共鳴した人は多いはずです。できなさを責めるでも、前向きさを強要するでもなく、「こういう関係性の形もあるし、こういう生き方もある」と静かに差し出してくれる。その距離感が救いになります。 自分の限界を誰にも言えずにきた人、関係の“正しさ”に答えが出せずにいる人には、特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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