
代替医療解剖(新潮文庫)
サイモン・シン, エツァート・エルンスト, and 青木薫
新潮社 / 2013-09-01
この本について
医療とか健康の話になると、正直どこまで信じていいのか迷うことが多いです。昔から続いている治療法も、専門家が「効く」と言う新しい手法も、結局はその場の“雰囲気”に流されているだけなんじゃないか……そんな気持ちになる瞬間があります。僕自身も、体調を崩したときにネットで情報を探しては余計に混乱するタイプです。 『代替医療解剖』を読んで印象に残ったのは、「意見と科学は別物」というヒポクラテスの言葉が、二千年経ったいまでもほとんどそのまま通用していることでした。瀉血のように、誰もが“当たり前”と思っていた治療がいかに根拠なく広まり、そして崩れていったか。こういう歴史をたどることで、自分が何を信じるかを一歩引いて考えられるようになります。また、プラセボ効果の話は、治療の「中身」よりも、期待や環境がどれほど身体に影響を与えるかを具体的に示していて、医療への向き合い方がだいぶ変わりました。ナイチンゲールが統計を使って現場を変えていくくだりも、結局のところ「数で確かめる」姿勢がどれだけ重要かを静かに教えてくれます。 情報の洪水の中で「何を根拠に動けばいいのか」に疲れている人ほど、この本は静かに効いてくると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




