僕が「プロ経営者」になれた理由--変革のリーダーは「情熱×戦略」 (日本経済新聞出版)

僕が「プロ経営者」になれた理由--変革のリーダーは「情熱×戦略」 (日本経済新聞出版)

樋口泰行

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star総合評価 49/100
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この本について

最近、役割が増えてくると「戦略を考えるのも大事だけど、結局は現場をどう動かすのかで止まってしまう」とか、「自分にはどんなリーダー像が向いているのか分からない」といったモヤモヤを抱えることが多いです。戦略だけ語っても進まないし、現場感だけでも限界がある。その両方をどう扱えばいいのか、ずっと悩んでいました。 この本を読んで刺さったのは、著者が言う“両面能力”が決して才能ではなく、意識して鍛えるものだという点でした。外との関係構築と、内側の高速なオペレーション。そのどちらかに寄りがちな自分にとって、両方を体験しながら器を広げていくプロセスが語られていたのは現実的で腹落ちしました。また、部下の悩みを聞き、過去の自分からヒントを渡すという「リーダーの役割」の話も、肩書きより前に“人としてどう向き合うか”が問われている感じがして、妙に腑に落ちました。 さらに印象に残ったのは、変革の核にあるのはパッションとフォーカスの使い分けだという点です。情熱だけでも空回りするし、分析だけでも進まない。どちらを“演じる”のか、それとも“素”でいくのかを場ごとに切り替えていく姿勢は、いまの混沌とした環境にそのまま当てはまる感覚がありました。 「自分のリーダー像が定まらないまま、でも前に進まなきゃいけない」と感じている人に特に刺さるはずです。読んだあとに、いまの悩みを少しだけ実務に落とし込めるようになる一冊でした。

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