
テレビじゃ言えない(小学館新書)
ビートたけし
小学館 / 2017-02
この本について
仕事でも人生でも、言葉にしづらいモヤモヤってありますよね。「正しいことを言ってるはずなのに疲れる」「ネットの空気に合わせて本音が言えない」「失敗しちゃいけない感じがしんどい」みたいな、誰にぶつければいいのか分からない違和感です。自分もよくそこでつまずくんですが、たけしさんの『テレビじゃ言えない』を読んでいると、その曖昧なモヤモヤに輪郭が出てくる感覚がありました。 この本は、何かを教えてくれるというより、「そういう見方もあったか」と肩の力を抜かせてくれる一冊です。努力論にしがみつく自分をちょっと笑わせてくれたり、「ライブでしか磨けない」って話に、結局は人前で恥をかきながら進むしかないよな、と不思議と前向きになれたりもします。あと、失敗が許されない空気への違和感を、そのまま言葉にしてくれているのも大きいです。自分が感じていた閉塞感って、自分だけの弱さじゃなかったんだなと思えました。 良い人であろうとして疲れてる人、本音を飲み込み続けてちょっと苦しくなっている人には特に刺さると思います。たけしさんの言葉は時に乱暴に見えるけれど、その裏には「人はもっと不器用でいい」という視点があります。自分のペースで生きることを、少しだけ許せるようになる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの62%が集中しています。
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