
10年後、君に仕事はあるのか?―――未来を生きるための「雇われる力」
藤原 和博
この本について
「この先、いまの仕事のままで大丈夫なのか」とか、「頑張ってるつもりなのに、自分の未来像がぼんやりしたまま」というモヤモヤ、僕自身けっこう長く引きずっていました。正解があるようで実は誰も持っていないし、かといって何から変えればいいのかもよく分からない。そんなときに、この本の考え方が少しだけ視界をひらいてくれました。 いちばん刺さったのは、ただ情報を処理するだけではなく、自分の頭で組み替えて「新しい仮説を作る側」に回る必要がある、という指摘です。言われてみれば、正解を速く出すだけの思考では、いつまでたっても“仕掛けられる側”なんですよね。また、人柄や信頼をつくる基本が、挨拶・約束・傾聴というあまりに地味な三つだと書かれていて、逆に胸を張って続ければいいんだと安心したところもあります。さらに、キャリアは一発逆転ではなく、五年十年単位で積んだ経験の掛け算で希少性が生まれるという話も、焦りがちな気持ちを落ち着かせてくれました。 結局この本は、派手な処方箋よりも、「まず一段だけ上る」という現実的な動きを促してくれます。正解主義に疲れている人や、これからの働き方に不安がある人には、ゆっくり効いてくるタイプの一冊だと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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