
ビジネスをつくる仕事 (講談社現代新書)
小林敬幸
講談社 / 2013-10-20
この本について
仕事について考えるとき、「自分のキャリアは会社がどうしてくれるんだろう」とつい受け身になってしまう瞬間ってありませんか。あるいは、新しいアイデアを求められつつも、そもそも何から考えればいいのか分からず、手が止まってしまうことも多いと思います。僕も同じで、肩書きや業界のルールに縛られたまま動けなくなることがよくあります。 この本が面白いのは、そうした“止まりやすさ”に対して、派手な処方箋ではなく、地に足のついた視点をくれるところです。アイデアは天から降ってくるものではなく、今までの経験や違和感からしか生まれないという話は、妙に安心しましたし、アウトプットしないとインプットも増えないという指摘も、日々のもやもやにそのまま直結します。また、業界を決めつけて動くより、間口を広くして観察を続けたほうが新しいビジネスに近づけるという考え方は、今のキャリア迷子感にじわっと効きます。 全体として、この本は「大きな決断をしろ」と背中を押すタイプではありません。むしろ、会社と適度な距離を持ちながら、自分の経験をどう積み上げれば創造的な仕事につながるかを一緒に考えてくれる感じです。特に、業界の先行きに振り回されがちな人や、今の仕事の延長で何を育てていけばいいのか見えにくい人に刺さると思います。 迷いながら働く日々の中で、ちょっと目線を変えるきっかけとして読んでみると、ゆっくり効いてくる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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