
ダントツ人気の会計士が社長に伝えたい 小さな会社の財務 コレだけ!
古田土 満
日経BP / 2017-02-23
この本について
数字の話って大事なのは分かっていても、「この売上で本当に大丈夫なのか」とか「頑張ってるはずなのにお金が残らないのはなぜ…」みたいなモヤモヤ、けっこうつきまといますよね。私も損益計算書だけ眺めて安心したり焦ったりして、でも翌月にはまた同じ迷いに戻って…を繰り返していました。 この本が効いたのは、売上や利益よりも、まず“会社を生かすための数字”をどう積み上げるかの視点をくれたところです。内部費用は多めに見積もる、固定費は削るより活かす、自己資本は人数で割って考える…みたいに、日々の判断に落とし込める目線が多いんです。特に「膨張」と「成長」の違いを数字で見分ける感覚は、無意識の拡大路線にブレーキをかけるのに役立ちました。計画と実績を毎月淡々と照らし合わせていくやり方も、焦りを減らしてくれると思います。 そして、この本は財務のテクニック本というより、会社を守るための“現実的な姿勢”を整える本に近いです。人格とか理念の話まで踏み込んでくるのですが、決して立派な経営者像を押しつける感じではなく「描いた未来に向けて、まず自分が動くしかないよね」という静かな重みがあります。 数字と向き合うのが苦手だけど会社の体力はちゃんと守りたい、そんな小さな不安を抱えている人にはとても刺さると思います。
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