
確率思考 不確かな未来から利益を生みだす
アニー・デューク and 長尾 莉紗
日経BP / 2018-09-13
この本について
なんとなく「結果が悪かった=判断ミスだ」と決めつけて落ち込むこと、けっこうありませんか。僕も仕事でうまくいかなかった日に、全部自分のせいにしてしまう癖があります。でもよく考えると、手持ちの情報がそもそも不完全だったり、運の揺らぎが大きかったりして、判断の良し悪しと結果が一直線につながる場面って意外と少ないんですよね。 この本は、そのズレをちゃんと見えるようにしてくれます。「わからないまま世界を歩いていい」という視点や、自分の主観にどれくらい自信があるのか数字で表す方法など、日常の判断にそのまま使えるアイデアが多いです。結果だけに振り回されずに、判断のプロセスそのものを整える感じに近いです。あと、後付けで「こうすべきだった」と断言してしまいがちな癖をほどいてくれるのも大きいところだと思います。 特に刺さったのは、意思決定を白黒で切るのをやめて、グレーの濃淡で考えるという話です。実際、僕らの選択は全部「賭け」に近くて、可能性の幅の中で最善を探しているだけなんだと腹落ちしました。そう思えるようになると、失敗した場面でも「次に何を変えればいいか」を落ち着いて拾えるようになります。 結果に心を持っていかれやすい人、あるいは「もっと判断がうまくなりたいけど、努力の方向がよくわからない」という人には特にしっくりくるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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