
ビジネスリーダーのための意思決定の教科書
川口荘史
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2025-02-21
この本について
仕事で大きな判断をするとき、どうしても「これで合ってるのかな…」と曖昧なモヤモヤが残ることがあります。結果が良ければ流してしまうし、悪ければ理由が分からないまま落ち込むだけで終わることもある。僕もよくその循環にハマっていました。 この本が効いたのは、意思決定を“結果の善し悪し”ではなく“プロセスそのもの”として振り返る視点をくれたところです。なにを根拠に決めたのか、自分の中の仮説や確信はどこにあったのかを言語化すると、決断が運任せではなく、自分の手に戻ってくる感覚があります。また、プロジェクトが迷走するときにありがちな「誰がオーナー?」問題についても、一歩踏み込んで考えられるようになりました。オーナーが明確かどうかが、こんなにもチームの動き方を左右するのかと実感します。 さらに、不確実な場面では正しさを求めすぎないことの大切さにも触れられています。ロジックだけでは決めきれないとき、自分の意思や感情をちゃんと自覚しておく。それを補強する形で情報を集める。この順番を知っているだけで、迷い方が変わっていきます。 「自分の判断にもう少し納得して進みたい人」に静かに効く本です。僕自身、いまでも迷う場面は多いですが、その迷い方の質が少しずつ変わってきました。
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