
問いの編集力 思考の「はじまり」を探究する
安藤昭子
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2024-09-20
この本について
仕事でも日常でも、答えることには慣れているのに、自分の中から問いが湧かなくなる瞬間ってありませんか。合理的に動こうとするほど、ふと浮かんだ違和感や小さな好奇心を押し流してしまって、「なんで自分はこれを気にしたんだっけ?」が見えなくなるあの感じです。僕もずっとそこでもやついていました。 この本が面白いのは、問いを「生み出す側の状態」に視点を戻してくれるところです。思考の土壌をほぐすとか、微かなゆらぎに気づけるようになるとか、すぐ役に立たない断片をあえて残しておくとか、一見まわり道のようなことが問いの芽になる、と具体的に示してくれる。自分の中に眠っていた雑多な記憶が、ある瞬間つながって動き出す感覚がわかりやすいんです。 読みながら、「答えを出す前に、一度ゆるむ」という行為にようやく許可が出せた気がしました。視点の変化を起こすための環境のつくり方や、見えない壁に穴をあけるプロセスが丁寧に書かれているので、問いが奪われているように感じている人にしっくりくると思います。 こんな人に刺さる:考えるのは好きなのに、最近なぜか思考が単線的になってきたと感じている人。
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ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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