スタンフォードで学んだ 最強の意思決定 メンバーの知恵を錬成する実践手法 (日本経済新聞出版)

スタンフォードで学んだ 最強の意思決定 メンバーの知恵を錬成する実践手法 (日本経済新聞出版)

籠屋邦夫

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この本について

仕事で判断を迫られるたびに、「これって即断すべきなのか、もう少し考えるべきなのか」がわからなくなることがあります。自分ひとりで抱えてしまって、結局どちらにも振り切れないまま時間だけ過ぎていく感じ。僕自身、そういうモヤモヤをずっと引きずっていました。 この本が効いたのは、意思決定を「スピード勝負」か「慎重主義」かの二択ではなく、状況によって切り替える技術として整理してくれたところです。たとえば、即断が許される条件がどれだけ限定的かを知ると、無理に早く決める必要がない場面が意外と多いことに気づきます。また、ひとりで考える限界を前提にしたうえで、誰を巻き込み、どの情報をどのタイミングまで待つのか、といった実務レベルの判断が具体的に描かれています。締め切りまでの時間をどう使うか、組織の知恵をどう錬成するかなど、明日からの打ち合わせでそのまま使える視点が多いのもありがたいところでした。 特に「即断できる条件がひとつでも欠けたら、熟断に切り替える」という考え方は、判断の重さを測る基準としてすっと腹に落ちます。感覚ではなく根拠を持って意思決定のスタイルを選べるようになるので、無駄に焦らなくなるし、逆に動くべきときは迷いにくくなる。ひとりの力量に閉じない意思決定の組み立て方を学びたい人に刺さる一冊だと思います。

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