
判断力の基本
鳥原 隆志
この本について
判断するときに、やたら時間がかかったり、「どれを優先すべきか分からないまま一日が終わる」みたいな日ってありませんか。僕も仕事が重なった瞬間に思考が止まることがあって、結局どれも中途半端になる…という悪循環をずっと抱えていました。 この本が効いたのは、判断を“センスの話”にしないところです。たとえば「リスクは冒していいけれど、デンジャーは避ける」という線引きは、感覚ではなく“重要度”で整理します。何を放置すると何を失うのか、どこに影響が広がるのか。こうやって案件を並べ替えるだけで、手が止まる時間がかなり減りました。また、出回っている情報だけではなく、自分で確認する「潜在情報」を取りに行く姿勢も、迷い続ける時間を短くしてくれます。結局、判断の質はプロセスで決まるんだなと実感しました。 個人的に救われたのは、「任せることで中長期の成果につながる」という視点です。自分で抱え込む癖が強い人ほど、“任せる”判断そのものが怖い。でも、目的を伝え、困ったら助言し、責任はこちらがとる。この流れがあると、手放すことが不安ではなく選択肢の一つになります。 自分の判断がいつも遅い、深く考えすぎて動き出せない、そんな人に刺さる一冊だと思います。
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