
究極の判断力を身につけるインバスケット思考
鳥原 隆志
WAVE出版 / 2015-11-13
この本について
仕事をしていると、気づけば「判断待ちの案件」に囲まれて、どれから手をつければいいのか分からなくなることがあります。気持ちは焦るのに、判断の基準が曖昧で、結局その場しのぎになってしまう。自分もよくそのループにハマっていました。 この本が効いたのは、「判断そのものの質」を上げる視点をくれたところです。たとえば、ただ情報を集めるのではなく、その出所や信ぴょう性まで確認する姿勢とか、部下の提案を“実現できるか”ではなく“どう活かせるか”で捉え直す視点とか。どれも現場で迷っているときほど抜け落ちがちで、読んだあと、日々の仕事での小さな判断の重みが少しずつ変わりました。 また、インバスケット思考が強調する「過程を見る」という考え方も救いでした。結果の成否ではなく、問題の発見→分析→仮説→情報収集→選択肢の比較という一連の流れを整えるだけで、仕事の“詰まり”が減っていく感覚があります。優先順位のつけ方も、全体の2割を確実に処理するという考えに触れてからは、案件に追われるのではなく、自分で流れをつくる意識が持てました。 管理職やリーダーだけの本に見えますが、実際は「判断の負荷に疲れている人」に刺さる内容です。忙しさの正体が“仕事量”ではなく“判断の渋滞”なんだと気づきたい人に特に合うと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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