
ビジネス偏差値70の人の答え 40の人の答え
鳥原隆志
株式会社朝日新聞出版 / 2015-02-20
この本について
仕事で判断を迫られたとき、「これって自分の考えで動いていいのか」「どこまで踏み込むべきなのか」と迷うことが多いですよね。私も、部署が絡む話やお客様対応になると急に足が重くなるタイプで、後から「あのとき、どう判断すればよかったんだろう」と考え続けてしまうことがあります。 この本は、そんな“判断の基準が言語化されていないモヤモヤ”をほぐしてくれる一冊でした。たとえば、ただ上司に報告するだけで終わるのか、部下に任せて組織として動かすのか。その違いがどんな行動として現れるのかが、実際のメール文面や指示のやりとりを通して浮き彫りになります。また、部署間の調整やトラブル対応の場面で、何を先に確認し、どこに連絡し、どの時点で判断を下すのかといった「現実の仕事で迷う部分」が丁寧に示されているのも助かりました。単なる理想論ではなく、現場で起こりがちな揺れ幅ごと扱ってくれる感覚があります。 自分の思考や行動のクセを客観視したい人、管理職ではないけれど判断の質を上げたい人には特に刺さると思います。私も読みながら、自分が避けてきた“任せること”や“情報の異常値に気づくこと”に向き合わざるを得ませんでした。迷いながら働いている人間にとって、ちょうど手触りのいい指南書だと思います。
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