
いい緊張は能力を2倍にする
樺沢紫苑
文響社 / 2018-06-01
この本について
面接やプレゼンの前って、準備してきたはずなのに急に手が冷たくなったり、頭が真っ白になったりしますよね。僕も何度もそういう場面に遭遇してきて、「結局これは性格の問題なんじゃないか」と思っていました。でも、この本を読んでみると、あの得体の知れない緊張は、けっこう“正体のあるもの”だとわかります。脳内物質の働きや体の反応が理由で、ちゃんと対処できるものなんだ、と。 特に刺さったのは、本番で使える小さな工夫がやたら具体的なところです。待ち時間のストレッチや笑顔の作り方、入室前の深呼吸、席に着いたあとに面接官を観察して感謝を向けること…。どれも気合ではなく「体と脳を整える動き」で、やってみると確かに余計な緊張が抜けていきます。あと、「自分をよく見せようとすると緊張が強まる」という指摘もかなり現実的で、身に覚えのある人は多いはずです。 さらに、感謝が緊張を和らげるという話も意外でした。科学的な裏付けがあるからこそ、面接前にただ深呼吸するだけでは足りない理由も腑に落ちます。頑張って落ち着こうとするのではなく、「自分の緊張の仕組みを知って、扱い方を変える」本だと感じました。 本番になるといつも自分の実力を出せない人や、緊張は一生の課題だと思い込んでいる人にとっては、かなり効く一冊だと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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