
心の整えかた トップアスリートならこうする
田中ウルヴェ 京
NHK出版 / 2022-08-25
この本について
仕事でも生活でも、「ここぞ」という場面になると急に体が硬くなることがありますよね。平常心でいたいのに、緊張をごまかそうとすればするほど扱いにくくなる感じ。僕もずっと悩んでいたのですが、この本を読んでからは、緊張そのものを敵にしなくていいんだと思えるようになりました。 著者が強調しているのは、まず「自分は緊張するタイプだ」と腹をくくるところから始まるということです。避けるのではなく、どんな場面で、体のどの部分に、どんな言葉で表せる緊張が出るのかを具体的に知る。それだけで、緊張の輪郭がはっきりして、対処の余地が生まれます。そして、想定の中で一度“緊張した自分”を経験しておくと、本番でビビっても「はい来た、じゃあどうするか」と行動に切り替えやすくなる。これはアスリートに限らず、会議やプレゼンに挑む僕らにもそのまま効きます。 さらにもう一つ大きかったのは、「強さとは常に落ち着いていることではない」と知れたことです。怖い、落ち込む、逃げたいといった感情を認めたうえで、今日の自分でできることを淡々と続ける一貫性こそがメンタルタフネスだ、と。この視点を持つようになってから、ネガティブな気分の日でも必要以上に自分を責めなくなりました。 自分の感情にフタをしがちな人、緊張すると途端に自分らしさを見失う人には、とても静かに刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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