
動画2.0 VISUAL STORYTELLING (NewsPicks Book)
明石ガクト
幻冬舎 / 2018-11-02
この本について
動画まわりの仕事をしていると、「どうすれば人の目が止まるんだろう」「結局“映像の強さ”ってどこから来るのか」が分からなくなる時があります。静止画より動画の方が効くと言われても、じゃあ何を基準に考えればいいのか…という迷いは、僕自身ずっと抱えていました。 『動画2.0』は、そのあたりの霧を少し晴らしてくれた本でした。たとえば、Instagramが“写真SNS”ではなく“他人の人生を覗き見る場所”として設計されている話や、ジャンプカットや早回しのような「情報の凝縮」が新しい視聴体験を生んだという指摘は、自分の中の前提をひっくり返される感覚がありました。また、タクシー広告のように、視線データや性別判定も含めて動画広告がどこまで最適化されているのかを知ると、今自分が扱っているメディアの文脈も見直したくなります。 一方で、この本が“動画を神格化しすぎない”のも読みやすいポイントで、テレビがいまだに巨大メディアである現実や、技術より思想が人を動かすという話など、冷静な視点がちゃんと残っています。結局、どんな媒体であれ「人が受け取る意味」をどう作るかが核心なんだと腹に落ちました。 動画を仕事で扱っているのに、どこかモヤモヤが残っている人。あるいは、発信を続けているけれど自分のスタイルが見えてこない人。そんな人には、視点の組み替えとしてちょうどいい一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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