
「ついやってしまう」体験のつくりかた――人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ
玉樹 真一郎
この本について
仕事でも企画でも、何かを「わかりやすくしよう」「もっとおもしろくしよう」と思うほど、逆に伝わらなくなることがあって、自分のセンス不足なのかと落ち込むことがあります。僕も同じで、アイデアを考えるのが嫌いなわけじゃないのに、複雑にしてしまって行き詰まることが多いです。 この本が効いたのは、「人が動くとき、まず直感で“○○かな?”と思えるかどうかがすべての入り口なんだ」と腑に落ちたところでした。マリオのように“右に行くのかな”と迷わず仮説を立てられる状態をつくること。ゼルダのように、誰もが持っている記憶を利用して迷わせずに試したくさせること。そして、体験そのものがシンプルであれば、人は勝手に学び、勝手に誇らしくなるという視点。ここを押さえるだけで、企画やデザインの「どこから崩れるのか」がかなり見えるようになります。 さらにこの本は、企画を“うまく考える方法”ではなく、“つい考えたくなる状態”をどう作るかに力点があります。自分が大事にしているものを奪われた物語を設定し、それを取り戻すために企画を考える…というアプローチは、理屈じゃなく腹の底からスイッチが入る感じがあって、思考の停滞を破る助けになりました。 企画やデザインに関わっていて、「人が動く仕組み」をもっと地に足のついた形で知りたい人に刺さると思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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