
秋本治の仕事術 ~『こち亀』作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由~ (集英社ノンフィクション)
秋本治
集英社 / 201908
この本について
仕事に追われていると、「このままのやり方でいいのか」「変わりたいけど、どこから手をつければ…」みたいな焦りがじわっと出てきませんか。僕もよく迷うのですが、そんなときに秋本治さんの仕事ぶりに触れると、肩の力が少し抜けます。すごいことを語っているようでいて、実はすごく地に足がついた考え方ばかりだからです。 特に刺さったのは、変化したいときはまず形にして見せる、という実践的な姿勢。環境を変えようとする前に、自分の側から「成果物」という具体物を差し出してみる。抽象的に悩んでいた視点が、ぐっと行動に引き戻される感じがあります。また、急ぎや無茶な依頼に対しても、相手の事情を想像しながら受け止めるために、普段から余白をつくっておくという話も印象的でした。結局、時間の余裕は自分で取りに行くしかないんですよね。 そしてもうひとつ、すぐ答えを出そうとしない姿勢。荷物をいったん降ろす、少し寝かせる、インプットの時間を確保する……。焦って処理しようとしたときほど、結果が良くないという実感を持っている人には、かなり刺さるはずです。 「変わりたいのに、力みすぎて空回りしがち」という人には、穏やかなペースで背中を押してくれる一冊だと思います。
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