
薬や検査を疑うのが「賢い選択」だ 飲んでもムダな薬リスト 【文春e-Books】
鳥集 徹
この本について
健康診断に行くたびに「本当にこれは必要なんだろうか」と思いながらも、医師に言われるとそのまま従ってしまう。薬も検査も、断る理由を自分の中で言語化できないまま続けてしまう。僕自身ずっとそんな感じで、どこかモヤっとしたまま過ごしていました。 この本は、そんな“判断のしづらさ”に一つずつ明かりを当ててくれます。たとえば、毎年の健康診断が実は健康維持や長生きにほとんど寄与しないという研究の話や、高齢者ではコレステロールが低いほど死亡リスクが高くなる傾向があるという指摘。それを知るだけで、「全部やれば安心」という思考から一歩外に出られました。さらに、睡眠薬やスタチンに起こりうる副作用が、生活の質そのものを下げる可能性があるという現実も、日々の選択を考えるきっかけになります。 もちろん医療を否定する本ではなく、「メリットとデメリットを知ったうえで、自分で選びたい」という普通の願いに寄り添ってくれる内容です。検査をすすめられても即答できないあの感じに、少し言葉を与えてくれるというか、自分の中の“判断する力”を落ち着いて育ててくれる本でした。 必要以上に医療に依存したくないけれど、何を基準に決めればいいのかわからない人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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