
ビジョナリー・マネジャー
秋元 征紘
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2017-06-19
この本について
マネジメントって、結局どこまで言葉で擦り合わせればいいのか分からなくなることがあります。目標は共有したつもりでも、メンバーの行動がバラついたり、急な方針転換にチームがついてこなかったり。「なんでこんなに齟齬が出るんだろう」と、自分の伝え方ばかり反省してしまう時期が、僕にもありました。 『ビジョナリー・マネジャー』を読んで腑に落ちたのは、単に目標を配るだけでは足りなくて、「自分ごとに変わるまで丁寧に共有する」という地味だけど欠かせないプロセスを抜かしていたことでした。One to Oneで目的の背景まで話すと、急にメンバーの判断が早くなり、任せる場面も増えていく。JDで役割や責任の輪郭を明確にしておくと、迷いながら走る感じが減ってくる。さらに、ビジョンが腹に落ちていれば、方針の微調整があっても「そういう意図なら確かにありだな」と受け止めてもらえる。これらはどれも派手さはないけれど、日々のズレを減らす実務だと感じました。 そして本書が繰り返し示すのは、強さより「インテグリティ」に人はついていくという現実です。裏切られないという安心感、何を大事にして判断しているかの透明さ。ビジョンや役割の共有も、その土台があって初めて効いてくるんだと思います。 人を動かしたいわけじゃなく、「同じ方向を向いて一緒に進みたい」タイプのマネジャーには特に刺さる一冊です。
読書インサイト
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの12%が集中しています。
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