
ちょっと知ると、もっと好きになる 日本酒超入門 呑みたい酒の見つけ方 (くびら出版)
石田洋司
サンクチュアリ出版 / 201710
この本について
日本酒って好きなんだけど、店で注文するときにいつも同じ銘柄に落ち着いてしまう。あるいは、店員さんにおすすめを聞いても、結局よくわからないまま飲んでいる。そんなモヤモヤを抱えている人、多いんじゃないでしょうか。かくいう自分もずっとそうで、「もっと楽しめるはずなのに」とどこか引っかかっていました。 この本を読んでみて感じたのは、日本酒の世界は“詳しくなるための勉強”ではなく、“自分の好きに出会うための地図”として使うとちょうどいいということです。たとえば、唎酒セットが初心者にありがたい理由が「タイプが違う3種を少しずつ試せるから」とか、1合より小さいサイズで頼める店がなぜ嬉しいのか、といった具体的な話がすっと腑に落ちます。量や温度帯の違いが、自分の好み探しにどんな影響を与えるかも丁寧に書かれていて、次に飲むときにそのまま試せる感じがあるんです。 また、お店で「淡麗辛口」「白ワイン系」「どっしり系」などと頼むと、どういうお酒が出てくるのか。その背後にある酒米や精米歩合の話が、専門用語っぽくなく、生活の延長で理解できるようになっています。銘柄名だけ追っても見えてこなかった世界が、少しだけ立体的になりました。 日本酒を難しく考えたくはないけれど、もう一歩だけ踏み込みたい人にとってはちょうどいい一冊です。店での選び方が変わると、同じ一杯でも楽しみ方がぜんぜん違うんだなと実感できました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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