
ファイナンス理論全史――儲けの法則と相場の本質
田渕直也
この本について
投資まわりの勉強をしていると、「結局、相場ってどこまで読めるのか」「理論って現実とどれくらい噛み合ってるのか」というモヤモヤに必ずぶつかります。僕自身も、チャートを眺めながら都合よく“意味”を見つけてしまうタイプで、うまくいった理由も失敗した理由もあとづけになりがちでした。 『ファイナンス理論全史』を読んで面白かったのは、そんなモヤモヤを“歴史から分解してくれる”ところです。たとえば、バシュリエやアインシュタインが見ていたランダムウォークの発想が、そもそも「未来は読めない」という前提に立ちながらも、「じゃあ確率で扱えばいい」という別の扉を開いていく流れは、投資の不確実さとどう向き合うかを考えるうえでかなり腑に落ちました。また、マンデルブロの安定分布の話や、温度で変動幅が変わるブラウン運動の比喩は、相場の“荒れ方”にも種類があることを実感させてくれます。そして、エリスの「投資はミスを減らすゲーム」という視点に触れると、妙に勇気づけられるというか、背伸びしなくていい理由が見えてきます。 歴史上の人物たちが、混乱だらけの相場の動きをどう扱おうとしてきたのかを知ると、今の自分の迷いが少しだけ整理されます。理論を神様扱いする本ではなく、「こうやって試行錯誤してきたんだな」と地に足のついた理解ができる一冊です。 相場の“読めなさ”とうまく距離を取りたい人にとても合うと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









