
内部統制の知識<第3版> (日本経済新聞出版)
町田祥弘
日経BP / 2015-03-13
この本について
内部統制に関わっていると、「結局どこまで求められているのか」「法令と実務の距離がつかみにくい」というモヤモヤがずっと残りませんか。私も、形式を整えているはずなのに、肝心の“何を判断すべきか”がつかめずに迷うことが多かったです。 この本は、抜粋にもあるように、内部統制を単なるチェックリストではなく「リスク・アプローチで考えるもの」に引き戻してくれます。たとえば、内部統制の語源そのものから「正確な記録を維持するとは何か」が掘り下げられていて、いま自分が作っているフローや規程をどう見直すかの軸ができます。また、会社法や金融商品取引法が求める“取締役会としての決定範囲”が丁寧に説明されていて、現場実務と経営側の責任の線引きが具体的に見えてきます。さらに、IT統制を「特別扱いではなく、目的に対してどう効かせるか」で整理しているので、システム周りの議論が感覚頼りになりがちな人ほど腹落ちするはずです。 内部統制を、単なる「不祥事防止」から「業務の質を上げる仕組み」へ捉え直したい人に刺さる一冊です。自分の会社で起きている違和感を、法律・歴史・実務の三方向からつなぎ直したいときに、静かに効いてきます。
読書インサイト
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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