
敏感すぎるあなたへ 緊張、不安、パニックは自分で断ち切れる
クラウス・ベルンハルト and 平野 卿子
この本について
不安や緊張が続く時って、「これって性格の問題なんじゃないか」とか「またあの感じが来たらどうしよう」と考えすぎてしまうことがあります。僕も一時期そうで、対処法を探すより先に自分を責めるクセばかり強くなっていました。でも、この本を読んだとき「不安って、ただの“警報”なんだ」と視点が変わったんです。壊れた部分ではなく、守ろうとして働いているサインとして扱うだけで、少し呼吸が楽になりました。 印象的だったのは、テクニックの前に「その不安は何を伝えようとしているのか」を確認する姿勢です。火事警報が鳴っているのにスイッチだけ切っても意味がない、という例えがまさにそうで、僕もこれを読んで初めて、自分が逃げたい状況そのものを見ないようにしていたことに気づきました。さらに、五感をひとつずつ使ってセンテンスを思い浮かべる方法は、気持ちをごまかすのではなく、脳の回路をじわっと組み替えていく実感があり、生活に取り入れやすかったです。 この本は「不安を消したい人」よりも、「不安が何を訴えているのか分からずに立ち止まっている人」に向いている気がします。自分の心の声と理性がずれてしまったとき、どうやって調整するか。そのプロセスを実例と一緒に示してくれるので、読み終わったあとに、なんとなく自分に返ってこれる感じがします。こういう地に足のついたアプローチを探している人には、かなり合うはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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